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横浜水道道路

横浜水道道路は、日本で最初に整備された近代水道の導水管の上に造られた道路で、かつては野毛山浄水場へ水を送る重要な役割を担っていました。現在は全長約37kmに及ぶ区間が緑道や遊歩道として整備され、散策やサイクリングを楽しめる市民の憩いの場として広く親しまれています。

1. 基本情報

  • 名称:横浜水道道路(横浜水道みち)
  • 所在地:神奈川県相模原市から横浜市旭区・保土ケ谷区・町田市に至る導水路に沿ったルートとして整備された緑道および道路です。
  • 延長:相模原市内だけでも約37.3kmの緑道が整備されています(相模原市域において)。
  • 幅員:平均約12mの幅員で舗装された遊歩道として整備。自転車・歩行者が利用しやすい構造です。
  • 完成年 / 整備時期:日本初の近代水道として1887年(明治20年)に給水を開始。その導水路に沿った道路や緑道整備は20世紀後半から進められてきました(相模原市では昭和57年に協定を結び整備開始)。
  • 管理者:横浜市および相模原市が主体。相模原市では市との協定に基づき整備・管理されています。
  • 施設種別:地下に導水管を持つ水道インフラ上に設けられた遊歩道・緑道(自転車・歩行者専用)。歴史的インフラの転用による都市緑道です。

2. 歴史

  • 建設の背景:1887年(明治20年)に日本初の近代水道として、相模川と道志川の合流地点(三井)から野毛山浄水場まで導水を開始。水道用設備の上に通路が整備されていきました。
  • 建設主体:もともと神奈川県が整備し、後に横浜市へ移管。その後、都市の成長に伴い導水路とその上の通路が歴史的構造として整備されました。
  • 当初の役割:給水・消防用インフラとして設置された導水設備に伴い、進入・管理用通路としても機能。導水路の保守や運搬に用いられていました。
  • 変遷:やがて道路・歩道として転用され、相模原市では「緑道」として整備が進行し、人々が散策やジョギングで利用する都市緑地として発展しています。

3. 路線情報

  • 起点/終点:

    • 始点:相模原市緑区青山(横浜市水道局青山水源事務所付近)
    • 終点:横浜市保土ケ谷区川島町(西谷浄水場付近)
  • 経由地:相模原市中心部を縦断し、相模原麻溝公園、県立相模原公園、南町田グランベリーパーク方面へつながります。

  • 特徴:直線的な緑道が継続し、遊歩道としての一体感と沿線に多数の緑地や公園が隣接。都市緑化の軸として整備されています。

4. 主な特徴

  • 緑道整備:舗装された歩行・自転車通路に加え、両側に芝生広場・遊具・ベンチ・シェルターを配置し、安全かつ憩いの場として整備されています。サツキやツツジなどの低木による植栽も施されています。
  • モニュメント・歴史展示:「トロッコの歴史」案内板や往年の導水設備の碑、歴史的概要を伝える看板など、沿道には歴史を感じられる工夫が随所にあります。
  • 通行制限:自動車進入不可。歩行者・自転車専用として活用されており、安心・安全な通行導線が確保されています。

5. 現在の利用状況

  • 利用用途:ウォーキング、ジョギング、サイクリング、通勤・通学など多用途に活用されており、散歩やレクリエーションの場としても親しまれています。
  • 整備・状態:整備が行き届き、舗装状態・緑地設備ともに良好で、市民活動に適した環境です。
  • 利用者の声:「散策や市民の交流の場として、地域に定着している」「安全で快適な緑道という評価があります。」

6. 見どころ・沿線スポット

  • 水道橋・水路橋:大貫谷戸水路橋・梅田谷戸水路橋・鶴ヶ峰第3鋼路橋など、鋼構造の歴史的導水橋梁が見られ、水道インフラの証として魅力的です。
  • 緑と公園:相模原麻溝公園、県立相模原公園、林間公園など、沿線の自然施設との相乗効果で、豊かな景観が楽しめます。

7. アクセス

  • 最寄り駅:沿線には相模原駅、相鉄線鶴ヶ峰駅、南町田グランベリーパーク駅など複数の駅アクセスが便利です。
  • 注意点:整備された緑道ではありますが、起終点や交差部では案内の確認を推奨します。